NHKスペシャル番組で、ショッキングな医療現場の課題が、取り上げられていた。
地方の中核であるはずの病院が、赤字経営に貧して、多くの諸問題を抱えている、と。
・最新のオペ室を作るも、肝心な手術出来る外科医師が不在
・高齢医師による注射器のたらい回しに、患者からの苦情
・過剰な投薬による、不信感など
これらの課題は、病院の「赤字経営」が背景にあるようだ。
数年前までは、コロナ禍対策で、多額の補助金が国から支給されて来た。
その一方で、院内感染を恐れて、診察患者数が激減。
今日、コロナ禍が落ち着いて来ているものの、患者は戻らず、諸物価の高騰が続き、院内経費が加算でいる、と。
一方で、医師の配置の問題もあるようだ。
大学病院等の基幹病院が、研修医の派遣をしている現状。
若い医師は、山間部、僻地には行きたからず、都市部での研修、派遣を希望。
それ故、医師の都市部への偏りが目立つようになり、アンバランスを招いている、と。
都市部の大病院でも、診察に訪れる患者の受け入れをめぐって、課題も表面化。
インフレの影響で、赤字が膨らみ、効率性や収益性を重視。
数多くの患者をさばくことが目的になっている、と。
退職した老練看護師は、“心に蓋をして、流れてくる患者に対応する。これでいいのかな?”と、話す。
医療費など、社会保障費の増加が、今日の大きな国の悩み。
赤字経営で苦しむ現状から、「医療限界社会」とまで、言われるようになった。
これまでの「治療中心の医療」から、「自然治癒力」を活かした医療が、今程求められる時代はない。
所謂、病気の予防、健康の増進、何より「ケアとしての医療」の推進が、今求められている。
“「ケアとしての医療」を日常化していくことが、如何に大事なことか!”今求められている。
参議院選挙においても、本気で、正面から取り上げてもらいたい。
「橋本聖子」さんは、日常的なスポーツの振興、自転車の活用、「ライフスタイルケア」の実践など、「生命の安全」を訴えて臨んでおられる。
我々に出来ることは、これ等にしっかり関心をもつことだ。
新しい医学の創成が、今こそ、望まれる時代はない!
国民の緊急課題でもある!



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