カラオケ「ひとやすみ」と“いつも心に「かきくけこ」”

コミュニティ

隣町のカラオケ店「ひとやすみ」の「牛そば」は上下の特産、コッテリとしていて実に美味しい。

あのアマだるいのが、私は好きで注文する。

食べながら、満たされると、何となく心が落ち着く。

長年の調理のうでをふるい、一人ひとりの来客の要望に応えるママ。

この度は、キュウリの浅漬けを入れた「おにぎり」を一つ加えて、即座に出してくれた。

いつもママの心に“かきくけこ”があるようだ。

接客される言葉にも、感謝、気配り、謙虚な振るまいが、皆の好印象に。

偶々だろうが、今日の昼間の来客は、私が一人。

カラオケを独占してしまった。

ママの亭主が、途中から参加されて、一杯やりながら、側でカラオケを盛り上げてくれた。

いつもの「カラオケ」コースになると、先ずは「福田こうへい」シリーズから。

いざ歌おうとするも、題名を思い出すのに、少々時間を要した。

すかさず、ママはこれ迄の私の歌った歌曲を、昔のチケットを取り出して、掛けてくれた。

当に、ママの「工夫」で、お客の気持ちに、即座に応えてくれる。

10枚綴りの、前回の使ったチケットである。

捨てないで、保管してくれていたのだ。

「南部蝉時雨」「天空の城」「男の残雪」と、誰憚ることなく唄った。

途中、亭主と話していると、若き「法政大学」時代の話に。

東京が懐かしい様子。

新川二郎さんの「東京の灯よいつまでも」をリクエスト。

やや低音が出ないで、小声になったが、若い頃の体験話に花が咲いた。

ママが、“矢張り、昭和の演歌はいいね!”と、同調。

フラりと立ちよった、今日の「カラオケ」だったが、久々に気持ちよく、解放された。

トイレに張ってある「いつも心にかきくけこ」が、妙に心に残った。

ママのいつもの、接客の心得だろう。

矢張り、人生には、感謝、工夫、好奇心が大事なのか!

気づけば、ママも亭主も、皆「戦中」生まれ!

戦後を、必死に生きて来た!

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