核兵器の廃絶と、恒久世界平和への実現を願う式典。
式辞、献花に続いて、黙祷、「平和の鐘」が打ち流された。
この鐘の響きを聞きながらの「黙祷」に、式典の厳粛さを感じた。
会場は勿論、全国民が一斉にこの鐘を合図に、「黙祷」に参加する意義。
目に見えぬ世界(霊界)に、戦争や紛争のない恒久な「世界平和」を創造する光景。
黙祷が終わると、真っ青に晴れ渡った大空に、“平和の鳩”が一斉に放れた。
広島市長による「平和宣言」。
冒頭、被爆者と名のり、破談になった具体的な実例を取り上げ、宣言に盛込まれた。
核兵器のもつ非社会性、非人道性を強調された宣言だった。
併せて核保有、核抑止論の無力を、世界の為政者に向けて発信された。
続いて、広島市内の小学6年生の男女二人による「平和の誓い」。
印象に残ったのは、「OneVoice」をとりあげたこと。
・被爆者の真実の声を取り上げ、思いを込めて伝えていくこと。
・子供たちが引き継いで、声を出していくこと、力強く誓った。
次世代に引き継ぐ決意を示した、頼もしい「宣誓」だった。
代表で宣誓した佐々木君は、広島を訪れた外国人に、平素から平和ガイドの活動をしている、と。
流暢な英語で、原爆ドームを案内する様子が別途写し出された。実に頼もしい!
考えて見れば、現実の世界はそう甘くはない。
世界の各地では、戦争や紛争が絶え間ない。
これらの現実に、人類はどう立ち向かえばいいのか。
これらを子ども達に、どう教えて行けばいいのか。
基本は、上に立つ為政者の「非人道性」「獣性」が、野蛮な世界(戦争)を生み出していることを認識すること以外にない。
そこに、皆が気づかねばならない。
そう言う意味で、今日の式典は、“人類が、こぞって「神性」を取り戻す”絶好な機会。
「平和記念式典」だから、世界の為政者に、「世界平和」に向けた、大きな決断を働きかけられる。
これこそが、「平和宣言」の、大切な営みではないか。
「神性」なくして、恒久平和はない。
湯崎知事は、核抑止論から離れ、核のない新たな抑止論を提案された。
膨大な核抑止の国家予算を、新文明(平和)に活用したら、どんな世界が待ち受けるか、図り知れない。
さすれば子供の語る「OneVoice」が活かされ、今求めてやまない「平和世界」に向き始める。
子ども代表による「平和への誓い」から、私の脳裏に浮かんだ「OneVoice」。
それを実現する、我々大人の努力、責務が今求められている。
被爆者の真実な声(OneVoice)を、今こそ世界に届けよう!
これこそが我々、大人の責務、為政者の責務だ!
「ひろしま平和の歌」を世界中で、歌える日を!



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