世羅のミュージアムの庭を見てから、私の裏山を見る眼が変わった。
何て神様は、かくも美しい自然をお造りになったのか!
人の手を介して、造ろうとされているのか?
この度の長引く雨の中を潜り抜けて、裏山の散策公園に足を運んだ。
前述したように、裏山には、足を停めるスポットが至るところにある。
お陰で、30分の予定が1時間、かかってしまった。
第一に、雨後の山だから、これまで夏日に照らされて、乾燥しきっていたところに、この大雨。
山の植物達が、青々と精気を取り戻している。
印象的だったのは、羊歯(シダ)類が見事に葉を浮かし、水を貯えようとしている。
樹木の陰に隠れて生き延びた感じで、愛おしい。
近くにススキが生えて、風に揺られて、相互に合図しあっている感じ。
道端に有れば何でもないススキだが、意味があって、ここに生えているのだろう。
所謂、生育条件が揃っているから、勇ましく存在感を示している。
各々の植物が、個性や特徴を活かして、存在感を示して、生きる上で示唆に富む。
高台から遠方を見ると、我が郷土の家並みが、霞んでみえる。
今までにない平穏な、田舎の風景。
手前にある圃場も、コトゴトク稲穂をつけて、黄緑化して実に美しい。
あと1ヵ月もすれば、黄金に染まった稲の、刈り取りが始まる。
これまた、忙しくなる。
雨後の裏山に、久しぶりに登って、新鮮な光景を、目にすることが出来た。
たまには、雨後の散策もいい!
これこそ、ナチュラルガーデン!



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