生田流総師範、結城幸子先生を中心とした「箏曲発表会」。
高齢化が進み、メンバーも減少した中で、尺八、箏曲の合同演奏会だった。
この度、「箏曲を楽しむ会」として、三次サングリーンにて開催された。
今年で3回目である。
私もメンバーの一人として、朝の会場の設営から、運営、午後の片付けに至るまで、進んで対応。
男手がいないだけに、頼りにされて、高齢に鞭打った次第。
午前中は概ね稽古の様子、昼食を挟んで、午後から約2時間に渡る発表。
結城先生は、ご高齢でありながら、終始「お琴」の演奏に徹された。
見事なものである。
プログラムは琴と尺八による荒城の月、黒髪、時鳥の曲、秋の言の葉、雪の花など。
先生は、時に箏曲に自ら「弾き語り」を入れて、演奏され楽しまれている。
「黒髪」では、楽器「二胡」をテープを掛けながらの演奏。
その前に、膝に「二胡」を立ててて、楽器の解説をされる。
「二胡」の演奏が珍しく、皆さん、じっくり聞き入れられていた。
次に、私の「詩吟」発表。
李白作「峨眉山月の歌」「静夜思」、劉う錫作「秋思」の3吟。
前の二吟は、秋の山中に掛かる「山月」を歌ったもの。
「秋思」は、広々とした大陸に、一羽の鶴が舞い上がり、青空の雲を飛び越えて行く、雄大な秋景色を描いたもの。
時に私の高音がかすれて聴きづらく、本調子が今一出なかった。
幸いに、結城先生の見事な琴の伴奏に乗せられて、何とか3吟を発表出来た次第。
吟じ終わると、ある婦人が近づいて来られた。
“鶴の舞い上がる様子が浮かびましたよ!”
嬉しい感想で、胸が高なった。
それにしても、結城先生は今や88歳。
高齢を押し退けて、師弟の育成に余念がない。
今回の、「胡弓」の演奏、「弾き語り」といい、貴重な演奏会だった。
日本の伝統芸能に触れ、名曲を堪能したた一日に!
持つべきは、博識あるいい「師匠」である!





コメント