庭先の花ばなと「タイタンピカス」

芸術

庭先に立つと、珍しく「タイタンピカス」の白い大輪が咲いて驚いた。

昨日までは、蕾も未熟だったのに、今朝は2輪も咲いていてくれた。

恐らく、一昨日の大雨で、カラカラだった畑が、潤ったのだろう。

急に大きく元気になった感じ。

「タイタンピカス」は大きくは4種類ある。

赤、深紅、ピンク、白。

25~26年前、津市の赤塚植物園が開発したもので、夏の花としては割かし長期に亘り、開花が楽しめる。

ただ残念なのは、1輪の花持ちが短く、早朝に開花するも、夕方にはしぼんでしまう。

従って、生け花等には不向きであり、見たことがない。

タチアオイの仲間だが、宿根で5~6年は、株が張り続ける。

各枝から出る花枝でおおわれるので、花全体として咲き続けている感じがする。

4種の花を近くに植えると、枝が互いに交錯し、見事なグランデーションが、楽しめる。

7~8年もすると、株元が弱り、芽を吹かなくなるので、新規に株分けしてやるのがよい。

私は「株分け」を契機に、今年近くの花畑に移設して、咲き具合を見たいと思っている。

いつも、これらの花ばなを見るに付けて思うことがある。

“種物は大地に蒔いておかなくては、花木は植えておかなくてはならない”

何事もそうだが、一朝一夕に成果は見られない。

最低でも1年、ちょっとしたものでも10年も辛抱すれば成長し、楽しめるようになる。

子育ても同様かと。

孫息子も大学4年生で、就職も「内々定」を貰ったようだ。

彼女もいるようで、今はまるで蕾。

やがて大輪の花を咲かせて、我が家に登場してくれるのを楽しみにしている。

庭先の花ばなと孫の成長は、老後の今の楽しみである。

いつまでも、元気でいたい!

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