柿のもぎ取りと「ズクシ柿」

農業

今年の柿の成り様には、やや異変がある。

高温障害の為か、例年になくズクシになって、落下するものが多い。

詩吟教室が終わると依頼されて、Y先生の管理されている邸宅に向かった。

そこの庭には、もう30~40年にもなる、立派な柿の木がある。

祇園坊のような大きな「会わせ柿」である。

見ると、高い所に十数個なっている。

Y先生一人では手に負えないので、私に依頼されたようだ。

言われるままに、柿のもぎ取りに挑戦。

脚立を広げて足場を確保すると、2~3段登って、1個ずつもぎ取る。

ヤット竿がたう柿の小枝を狙って、竿を伸ばしてもぎ取る。

途中で、落下する柿も。

その中には、良く熟れた「ズクシ」があった。

空かさず、私はそれをひらうと、小休憩を兼ねて頬張る。

西条柿とは違い、一回り大きいので、食べがいがある。

実にウマイ!

柿の皮を抑えると、ジワット柿汁が出る程だ。

甘柿のズクシは、良く杵ったあま柿の濃い味。

渋柿のズクシは、日の光を受けて、渋が取れて甘味を呈してくる。

この会わせ柿は、一回り大きいだけに、ややオオアジで、食べがいがあった。

Y先生は、もぎ取った柿を、段ボールに選別されている。

上手くヘタの付いた物は、「干し柿」にするのだ、と。

大きいだけに、立派な「干し柿」ができる、と。

ヘタのないものは、吊るし柿にならないので、ヅクシ用にと。

ラップに包んで、暖かい縁側に置いておくと、美味しい「ヅクシ柿」になる、と。

私には、その「ヅクシの柿」を渡してくださった。

私が喜んでズクシを頂くので、下さったに違いない。

早速にラップに包んで、私も「ヅクシ柿」作りに挑戦したい。

「柿取り」が飽きなく出きるのは、子供の頃からやっていたから。

子供の頃のもぎ取り体験が、この歳になっても全て活きる!

貴重な体験だった!

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