今年の「中秋の名月」は、格段にきれいだった。
真夜中の9時過ぎに、裏山の木立の間から、コウコウと輝いて、辺りを照らす。
暫く眺めながら、辺りを一周するのだった。
寒い日には「日光浴」もいいものだが、この秋晴れの時期、「月光浴」もいいもの。
辺りの穏やかな景色が、物静かに気持ちを和らげてくれる。
秋の取入れも終わり、一段落ついた時でもあり、安心して眺められる。
ネットで調べると、「中秋の名月」を別名、「ハーベストムーン」ともいうのだそうだ。
日本語訳にすると「収穫月」、上手く言ったものだ。
「日光浴」は昼間で、全てが活動的だが、「月光浴」は、「静寂」そのもの。
日本全国から、見られるのだろう。
テレビニュースでも取り上げられて、好評を得ていた。
思い出されるのは、未だ現職のとき、勤務先から自転車で帰宅していると、保護者に呼び止められたことがある。
何と、庭先に「祭壇」を作り、月見団子を盛り付けられていた。
今から「月見」を皆でしようとされるとき。
私も仲間に入れて貰い、談笑したことがある。
日本の四季を彩る光景だった。
この歳になって、急に懐かしく思い出される。
「十三夜」の月も、殊の外、美しい。
物静かに暮らせる、幸せを感じるこの頃である。
若い頃の見聞が、まるで走馬灯のように浮かぶ。
歳は取りたくない!





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