足の治療に通う「府中ほねつぎ接骨院」の近くに、カラオケ店「歌集」がある。
予約時間までに1時間もあるので、そのカラオケ店に入ってみた。
室内には、希に見る大きなテレビ画面が、四方の壁面にある。
どこの席からでも鑑賞できるような配置。
4人掛けのテーブルが8こ、それにカウンター、併せて40~50人位が充分入るほどのモダンな広さ。
天井も高く広々としたカラオケ店で、魅了した次第。
午後3時過ぎだが、先客が14~5人、皆さん70~80歳代の熟年者ばかり。
互いに顔馴染みとあって、和気あいあいと唄われて、いい雰囲気。
5~6人唄われるのを待って聴くも、皆さん新曲ばかり。
雪が降る、この駅で、泡沫人、聖橋で、夕霧岬など。
私の知った演歌はない。
しばらくすると、北島三郎さんの「日本海」「誠」を唄う人が。
それを聴くと、何だかホッとするものがあった。
私も唄って見ようか、という気分になった。
サブちゃんの「二人咲き」を、頂いたチケットに書いて、ママにお願いした。
唄い終わると、几帳面に皆が拍手、何だか照れくさいものが、、、。
誰がステージに立っても、拍手を忘れないマナーが、皆さんに見られた。
更に驚いたことは、数曲唄い終わり、帰ろうとする方が居られた。
その方は卓上のグラスをカウンターに運び、片付けて居られるのだ。
中には卓上を拭いて、メニュー等を丁寧に片隅に片付けておられる。
皆でカラオケ店「歌集」を大事にしていこうとする雰囲気を感じた。
時間が来て私も帰ろうとすると、外は雨降り。
ママが後を追いかけ、傘を差し出して、玄関前の駐車場まで送ってくれた。
別れ際に、
“なかなか素敵なカラオケ店ですね!”と話しかけると、
“開店して15年になる”と。
久しぶりに、新参ものの私だったが、満たされた一日になった。
ママさんの長年の関わりが、今日のお店の雰囲気を加持だしているのだろう。
たった1時間余りの時間待ちだったが、何かコツンと印象に残った。
一期一会と言われるが、今の一瞬を大事にしたい気持ちに。
お陰で、「府中接骨院」には、約束の時間にピッタリ間に合った。
全ては、人の誠実さが住みよい社会を造る。
人生を知り尽くした、熟年者がそうさせるのか!



コメント